正直日記



2008/09/19

_ SSGを使い倒すには
SSG(YM2149) は方形波とノイズしか出せないはず。

 普通の YM2149 の曲 (tim_follin_led_storm.mp3)

普通の曲のサンプルが Tim Follin かよ!ってのは、自分も疑問に思わなくも無
いんですが、そこはまぁ置いておくとして。

なのに、Synergy Megademo の曲は……

  Synergy_WickedPolygons.mp3

聴いてビックリ、なにやら Duty 比が変わりまくってて不思議なんですが。

この mp3 は ST-Sound で録音していて、どうやら ATARI ST は YM2169 の Duty
比を自在に変えることが出来るらしい? んなこたーない!


というわけで ST-Sound サイトの YM File Format ページをよく読んでみると、
このソフトは、Duty 比可変の音(SID-Voiceと呼んでいるようだ)を生み出すため
に拡張を施してあるらしい。ATARI ST は、2,457,600Hz を分周したタイマ割り
込みを掛けることが出来て、音量のオン・オフを高速に切り替えることが出来る。
(参考:Wikipedia - PSGPCMの原理)

ただし割り込みの分まで音源ログに残すとデータが膨れ上がってしまうので、ロ
グには割り込み周期だけを Extended YM effects として保存しておき、ST-Sound
の側で擬似的にオン・オフを再現しているようで。(ソースで確認)

更に Wikipedia - エンベロープ などのテクも併用して



こんなマニアックな波形まで! うーん、力業。

--

ちなみにこのデモは26分と大変長いにも関わらず、どこを切っても曲が本当に素
晴らしくて、いつ聴いても飽きないんですが、映像はと言うと 93 年製でしかも
ATARI ST のものである、ということを差し引いて見ないと辛かったりします。
(1993 年と言えば Assembly で Future Crew が Second Reality を発表した年
でもあります。こっちも今見ると辛いかしら?)



Youtube に Synergy のビデオがあったので貼ってみました。

--

さらにちなみに、以前この曲の一部分を FM 音源でコピーしたことがあって、今
も音のページでひっそりと公開していたりしますが、FM で PWM を再現するには
どーすればいいのか。

その鍵となるのが Waveform で、モジュレータの WF を矩形波にし、さらにキャ
リアも矩形波にして周波数変調することにより duty 比を変えることが出来たり
するのでした。パルス幅はモジュレータの TL を操作することで変更できるので、
ハード LFO (AMS) を使えば周期的に揺らすことが出来るという寸法です。

以上、どーでもいい豆知識でした!あー、思う存分「解説君」したッ!

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